ただまっすぐな瞳の先に
僕の薄暗い表情が見えていて
その口からこぼれた言葉は
感情の塊として
僕の心臓をまっすぐ殴りつけた

殴りつけられても
幾重にも固めたこのよろいのような心は
頑としていた

ただ僕はその内側からこぼれた笑顔を漏らし
その言葉にまっすぐ返答した後
まっすぐ家路についた

君を背に残して

今でも君の瞳の先に
薄暗い僕の顔が映れば
ためらいのない
いつもの抑揚で
意表をついた朗らかさの言葉が
僕の心を突き刺す

君って
ぞくぞくするくらい
残酷なんだ

心の中で思い返す捨て台詞の代わりに
僕はいつも自分らしくない言葉を
返していた

君の笑顔は
どんどんと
柔らかな輝きに満ちていく

早く
僕の瞳孔が曇ってしまえばいいのに

コメント

由良
由良
2007年3月24日22:40

また、言葉が出るようになったのですね。私は現実に追われて歌が詠めなくなっています。ふう〜、気長に続けていきます。

DANN
DANN
2007年3月29日21:50

現実に追われても,夢を忘れなければ
いつか,ある瞬間にまた,気持ちが零れて
歌が流れていきます...よね.

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