線路に自転車が置かれるなどの事件が
あきらかに多発している。

オーバーランの記事が増えたことで
オーバーランという現象が以前より増加したかどうかは
明らかではない

以前書いた。



自転車などが置かれて
衝突事故が増えた
という
ここ数日の2件のニュースは
ほぼ間違いなく人為的に増加した現象を
指し示していると思われる。

オーバーランの記事を読んでも
マスコミのセンセーショナリズム程度の問題であるとしか
あまり考えなかった



置石の増加に始まり
自転車設置(明らかに設置である)
不審人物の進入
そのような通報
これは
今現在日本における
無差別傷害・殺害のリスクを抱えた”異常”な
人たちが潜在しているという問題を提示していると思われ

はっきり言って
ここ最近の鉄道関係のニュースを聞いて
最も薄ら寒く感じた・・・

これまでの考察を列車事故に当てはめて考えると

多くの人たちは
例の脱線(転覆)事故を契機に

「JR(西日本)の職員は”異常”かも知れない※」
※”かも知れない””なのでひどい””に違いない”と
 人により程度は異なる


まず
直観的に認識したのであろう

次に
マスコミは
他のオーバーランや
細かいミスや
関連職員の”事故が起きているのに、ありえない!”
”非常識だ!”というニュースをあら捜しし
より
「JR職員ってひどいよね」

助長した

そのうち
過酷な運転手の罰則規定の状態
(それが本当に”過酷”かどうかは別として)
安全に関する投資が不十分だという報告
(最新のブレーキシステムではなかったこと)
そういう
より
細かい視点からの報道が増えてきた

この時点で
すでにマスコミの一面記事や
社会面の話題は
別のものが主流となってきている

つまり
多くの人には目に触れない状況となってくる

ところで
もし
「JR関係者がひどいから事故が起きる」
という認識が主流であるならば

「他者に対して不利益を生じさせたい」という欲求を
自然状態の平均値より大きく持つ”異常”者は
それを利用して
自らの罪を他にかぶせて
その欲求を満たそうと考えるかもしれない

あるいは
潜在的に強烈な
「他者に対して不利益を生じさせたい」という欲求を
持つものは
事故の悲惨な報道を見て
「なるほど、ああやって電車を脱線させれば
 自分の欲求を満たすことができるかもしれない」と
考えるかもしれない

***** *****

置石や
脱線を意図した悪意ある行為
これが本当に原因で事故はまだ起きていない点は
幸運である

もし
上記の行為により
再び脱線事故が起きていたならば

マスコミの報道により
それは助長させられた可能性がある


この考察では結論付ける

***** *****

速度超過は
JR西日本の営業活動において
きわめて「自然」におきていた現象と考える

人間が組織的にある目的を達成するため
作り上げた組織と
その中に包括的に統合された複数の意識の集合体が
明文化された規則を暗黙のうちに
破ることを良しとした

つまり
全体で
速度超過による経営方針への遵守が
全体にとって利益であるという概念を
「組織として」学習したのである

「規則を多くの人間が破っているという」状況は
多数の死者・負傷者を生じさせる事故があったため
多くの(しかも外部も含む)人間が
”不利益を生じる”と認識したために
ここで初めて
「異常」(多くの人間に不利益を生じさせる可能性が極めて高い)と認識された

繰り返す

異常(と多くの人間が認識しているもの)は
不利益のリスク認識が高まって初めて強く表出される

利益は
おそらく多くのものについて何らかの制約条件で
トレードオフ関係にある
(ここでは、「経済面」と「安全面」のこと)

異常があることも
利益をマネジメントする際トレードオフ関係が発生することも
「自然」なのである

そして
事故が発生し
マスコミが事故を起こした責任主体を非難したことも
そのマスコミの報道を受けて
多くの人たちが責任主体にリスク(異常さ)を認識したことも
そもそも”普通に”存在している人たちのうち
いくらかの人たちがその報道を受けて
事故に関連した他者に不利益を生じさせるような現象を
生起させる行動を起こしたことも

緻密に考えれば

ごく「自然」に起きているのである

***** *****

しかし、私は
現代日本を取り巻く状況が
”異常”だと
”感じる”ことは多い

そのことは
また
ゆっくりと考えることにしよう・・・

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