20041230

2004年12月30日 from my heart
今年の心残りといえば
あのサテライトに忘れてきた腕時計のことと
俺の目を見つめていたいとしい瞳が
目の前でその光を失ってうつむいた瞬間に
ナゼ俺はその手をとって
最後にその狂おしいまでの愛を伝えた表情を
この記憶の中に埋め込めなかったのかと
ただそれだけだ
ちっぽけなことだ

プロジェクトのマネジメントは予想以上に手ごわい
だが
着実にシステム構築の統合の方向へ向かっている

ミレニアムビジョンの全体プロットの中では
ほんのちっぽけな部署の1プロジェクトに過ぎない
それでもボスはあっけらかんと走り続けている
そして海千山千のメンバー達をバックからどうドライブするのか
外回りの仕事だとしても
俺のタクトの振り方一つで
先生方は面白いように動いてくれるんだ

そう
仕事はまずまずっていうことだ

俺は
アジャスターで
ネゴシエイター
そして
時としてイベンターであり
ゴーストライターだ
クラークであり
ミッドマネジャー
役職がまったく無いフリーの立場でありながら
プロジェクトの中枢を支えている

だからこそ

このプライドをずたずたにした
あのさめた瞳への悲しみが
ひっかかって飲み込めやしない

澄ました言葉で
俺の大切な記憶の美しさを全て打ち消しやがった
あの瞳が与えてくれた記憶
美しく
ドロドロとした欲望の記憶
かけがえの無い
今の俺を導いた瞬間の記憶
そして
冷めた瞳がその記憶全て
ガラスを砕くがごとく
こなごなにした

そしてその時
俺の心臓は死人の心臓となり
弱弱しく笑っていた青年のアイデンティティなぞ
ほんのちっぽけなフラグメントとなった

そう
だから
仕事はまずまずっていうことだ

疲労の極致だろうが
太陽風邪の邪魔立てだろうが
この仕事は止まらない
メンタルも
フィジカルも
粉々になるまでただ突き進んでいってやるだけだ

最後に死ぬ瞬間に
記憶の価値と
仕事の価値と
どちらが美しかったのか
いや
どちらとも美しくなかったのか
きっと分かる
そう言い聞かせている

ただ
やはり心残りなのは
あの瞳をもう一度見据えて
具体的なスクリーンショットを
俺はこの記憶に焼き付けたかった

愛に関するディスカッション
一体お前はどうやって俺を愛していた?

wish you a happy new year
wish you an eternally happy future

wish myself a hard work
cause reward of the work is another work

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