認識論

2003年10月25日
女が目を閉じ
その内側のVibrationに感覚をゆだねている間
男は見つめる
柔らかな肢体が露にきらめいている光景を・・・

力点のかけかたは無意識で
ゆだねているようにリードする意志が
情熱を溢れさせている共鳴へと伝播する
その相互作用は共振動の複雑なダイナミズムに
うねりとなって一つの波となっていくが

男も女もふと一瞬
まったく同じ瞬間に
・・・気づく・・・
・・・鼓動の重なりに・・・

やがて指向性を重ねた男と女の認識は
再び波の中へと投げ出され
拡散していく・・・・

快楽の中にある寂寥
一になれない切なさが導く幸福
PersonからHumanbeingとしての止揚

女も
男も
認識の中の狭い世界にしか
自己の存在を確信できない

だが
悪魔にとっては残念なことに
認識の狭い世界が重なったときの悦びが
人間にはもたらされる

魂を売ってまでは
得ることのできない
エクスタシー
だから
純白に染まった至福
それを認識しろ

悪魔には魂を売る必要などない
男も女もお互いに天使だから

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