書けない時

2001年12月9日
つづりたい
つづらねば
つづれない

朝思い出していた歌が
夕方には浮かんでこない
あなたのことを考えても
もう気持ちは消えている

呆然とした視線の先には
はっきりとした現実の向こうに
ぼんやりとした思考の渦が巻く

内側にあるこの感覚
伝えたいけど伝わらない
もどかしくて
もどかしくて

だから
無理だと分かっていても
やっぱりつづりたくて

つづりたい
つづらねば
つづれない

隠し通せるはずもない
心の内
でも
すべてを一緒くたにして
あなたに押し流すのは
不可能にしか思えなくて

思いが
錯綜して
言葉が
出なくて
それが
もどかしくて
もどかしくて

歌っても届かない歌
募らせても届かない気持ち

あなたが
そこで何を見つめているか知っている
だからこそ
はがゆくて切ない気持ちになることも
痛いぐらいに分かっている

だからといって
投げ出したくないこの思い
辛いだなんてこれっぽっちも思わなくて

でも
それが
もどかしくて
もどかしくて

 僕たちは
 確か
 花園で踊り明かしたね
 僕たちは
 確か
 宇宙を飛び越えたよね

 遙か彼方の概念に生きる風景画
 いつかまた
 あの素敵な作品を
 僕たちは結実することがあるのだろうか

思いが
渦巻いて
崩壊して
見たこともない
奇妙なものに変わっていく

ただ
それが
もどかしくて
もどかしくて

ただ
それも
もどかしくて
もどかしくて

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