ブレインストーム

飛び交う言葉
嵐のように
文脈と
視点の交錯が
新しい知識の指針と
統合化を図りつつ
しばしば起こるデッドエンドへの到着
そして
まだ見ぬスカイラインを見いだした

演繹法
帰納法
弁証法
我々は
無意識に使っている
そして
どちらかの立場に寄りかかって
新しい概念という名札を付けた
昔ながらの老人に知識を乞うている

あなたが操っている言葉が
自分の感情を正当化させるための
空虚な魔術であるならば
あなたのその一瞬の命は
そこで命を終えているかもしれない

その言葉が命を吹き込まれて
誰かに息づかいを伴った
実体のあるビジョンを示すときに
人が
人の間で生きることの宿命を
いっさい理解する

何万年もの前から
言葉がうなりや叫びであったとき
一つの状況を指し示す
意識の共有が
今も変化していく環境に順応しながら
言葉と音韻を変化させ
受け継がれていく

言葉は
魂

そして
自由な言葉の交錯が
今
世界規模で行われるようになり
意識は
場所を越えて伝播していく

あなたの考えが
共通のものであるか
あなたの考えが
みんなの悩みを解決する手がかりとなるか
あなたの考えが
小さなコミュニティーを越えて
善し悪しを判断されるのか

ほんのちっぽけな個人には分からない
でも
みんなはいつか分かるだろう
この
世界に広がった共通の意識が整っていくなか・・・