地球の夢
2001年5月30日地球は
夢を見ていた
南の国から舞ってきた
蝶々が
漂流する氷の上から
悠然と海を眺める
海獣の鼻先に止まって
その海獣は
微笑んだ
憂鬱な梅雨の風景を
物憂げに眺めながら
紅茶を淹れていた少女の元に
自転車をかっ飛ばして
一通のラブレターを運んできた
びしょぬれの青年が現れた
生命の不思議さと
生命全体の不思議さの
知識が
融合して
その気持ちを乗せた言葉が
すべてのいきとし生けるものの
魂をつないだ
一人の青年が
一人の少女に出会って
唇を重ねた
地球は
何億年もの眠りの中で
ずっと
そんな夢を見ていた
夢を見ていた
南の国から舞ってきた
蝶々が
漂流する氷の上から
悠然と海を眺める
海獣の鼻先に止まって
その海獣は
微笑んだ
憂鬱な梅雨の風景を
物憂げに眺めながら
紅茶を淹れていた少女の元に
自転車をかっ飛ばして
一通のラブレターを運んできた
びしょぬれの青年が現れた
生命の不思議さと
生命全体の不思議さの
知識が
融合して
その気持ちを乗せた言葉が
すべてのいきとし生けるものの
魂をつないだ
一人の青年が
一人の少女に出会って
唇を重ねた
地球は
何億年もの眠りの中で
ずっと
そんな夢を見ていた
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