いたずらなメール

2001年2月20日
あなたの思いを乗せたメールが
パソコンにつながったケーブルから
ケータイを通じて
電波に乗って空に飛んでいく

そのメールの言葉は
大きな街にあるメールを預かるボックスに送られ
あなたの気持ちと一緒に保管されておく

メールを預かるボックスに
君の声は届いたかな
メールを預かるボックスに
君の思いは届いたかな

さてさて
メールを管理するおじさんは
僕の古いピーエイチエスに
伝言を送ってくれる
「君あてのメールが届いているよ」
でも僕が圏外のときには
その声すらとどかないんだ

メールを預かるボックスに
君の声は届いたかな
メールを預かるボックスに
君の思いは届いたかな

あるさみしい夜の晩に
僕がメールを送ったから
君もメールを送ってくれたよ
番人のおじさんが教えてくれたんだ

僕はさっそくこの古い機械を操作して
君のメールを受け取りに行くんだ
おじさん
しっかり保管していてね
僕の愛しい彼女のメールがそこにある

メールのボックスに
君の声をもらいに行くよ
メールのボックスに
君の思いをもらいに行くよ

僕のボックスはそんなにメールは入らない
早く取りに行かないと
消えちゃうこともあるらしい
でも、おじさん
彼女の思いはそこにはあるよね
僕に受け渡してくださいな

でも、おじさん
時として僕はますます寂しくなる
どうして、おじさん
メールが紛失してしまうんだろう・・・

もしかしたら
ほかの係員の人が別のボックスに入れたのかな?
もしかしたら
そのボックスには入りきらないぐらいの
大きな小包だったのかな?
もしかしたら
そのボックスだとわからなかったのかな?

でも、おじさん
「メールが届いたよ」って教えてくれたよね・・・

気まぐれなメールの管理人に
意地悪されているのか
そんなものに二人の気持ちを遊ばれたくないけど

メールがつなぐ僕らの気持ち
届くはずだと思った物が届かなかったら
相手に無視されたと思うよね

だから
どうか
消さないで
あの子の気持ち
だから
どうか
送り届けて
あの子の言葉を

僕の元へと・・・

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